えすのサカエ原作。月刊少年エース(角川書店)にて、2006年3月号から2011年2月号まで連載された。単行本全14巻(本編12巻+外伝2巻)未来予知アイテムを持った12人が、お互いに命を賭けて潰しあい、最後の一人が神になる、はず。そういう物語。* アイテムの形状は人それぞれ* そのアイテムを破壊された者は、この世から消滅する* アイテムの用途は全て未来予知だが、予知で得られる情報の質は各人の性格にあわせてかなり違う。
たまたま読む機会があって全巻一気読み。
妄想世界が現実になって、神の陰謀だかなんだか知らないけど能力者同士で殺し合い。
デウスエクスマキナとか携帯電話がガジェットだったりなんだか厨二臭いなとちょっと馬鹿にしてたんだけど、本質はサスペンス色が濃く結構エログロな感じで刺激的な内容。
なにせヒロインがスクイズも真っ青なヤンデレだったり…というか登場人物がどいつもこいつも何かしかキチガイで、同盟組んだかと思ったら状況変わると即裏切ったりなかなか読めない展開で面白かったですw
最近の作品に無理矢理当てはめると、ジャンプのエニグマっぽい感じ?
でもあっちほどご都合すぎず、緊張感なさすぎってわけでもなく個人的にはずっと面白かった。てかなんかもうエニグマあんま面白くないしね。
ちょっと情けなくて他人に依存しがちな主人公だけど、ここぞというところでは不恰好ながらも仲間を助けに入ったり、色々病んでてゆがんでるけど恋愛要素にちょっとドキドキだったり、可愛いけどやっぱ怖すぎるヒロインとか意外にありそうでなかったので新鮮でした。
便利能力ゴリ押しっていうよりどちらかというと知恵で乗り切ってるところもすごく好み。ジョジョに通じる面白さがあった。
まぁ最後の方はちょっとゴチャゴチャしててよく分かんなかった部分もあるんだけど、さすが人気あるだけあって未読ならオススメですよん。グロ苦手じゃなきゃですが。
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